映画『スーパーマン』(2025)感想・解説|ジェームズ・ガンが贈る“優しさ”あふれる新時代のヒーロー映画

SUPERMAN スーパーマン

映画『スーパーマン』(2025)感想・解説|ジェームズ・ガンが贈る“優しさ”あふれる新時代のヒーロー映画

SUPERMANスーパーマン
目次

1.作品概要

  • タイトル:映画『スーパーマン』(原題:Superman)
  • 公開日:2025年7月11日(アメリカ)/日本は2025年7月9日より先行公開
  • 監督・脚本:ジェームズ・ガン(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ザ・スーサイド・スクワッド』)
  • 製作:ピーター・サフラン、ジェームズ・ガン
  • 原案:グラント・モリソンの『オールスター・スーパーマン』に着想

2.登場人物・キャスト紹介

  • クラーク・ケント/スーパーマン:デヴィッド・コレンスウェット
    地球で育ったクリプトン星人。正義感が強く、心優しいヒーロー。今作では“優しさ”を持った等身大のスーパーマンとして描かれる。
  • ロイス・レイン:レイチェル・ブロスナハン
    デイリー・プラネットの敏腕記者で、クラークの良き理解者。頭の回転が早く、自立心のある女性像が魅力。
  • レックス・ルーサー:ニコラス・ホルト
    スーパーマンの宿敵で天才実業家。冷酷かつ理知的な反面、人間社会に対する独特な信念を持つ。
  • ジミー・オルセン:スカイラー・ジゾンド
    クラークとロイスの同僚であり親友。お調子者だが、記者としての腕は確か。
  • ペリー・ホワイト:ウェンデル・ピアース
    デイリー・プラネット編集長。記者たちを厳しくも温かく見守る、職人気質のボス。
  • ミスター・テリフィック:エディ・ガテギ
    高度な知性とテクノロジーを駆使するヒーロー。理論派だが実戦能力も高く、スーパーマンのよき協力者。
  • ガイ・ガードナー/グリーンランタン:ネイサン・フィリオン
    地球出身のグリーンランタン隊員。やや荒っぽいが情に厚く、ユーモラスな一面もある。
  • ホークガール:イザベラ・メルセド
    翼を持つ戦士で、古代から転生を繰り返す壮大な過去を持つ。クールかつ芯の強い女性。
  • メタモルフォ:アンソニー・キャリガン
    自身の身体を様々な元素に変化させる能力を持つヒーロー。見た目は異形だが、仲間思いの心優しい人物。
  • スーパードッグ・クリプト:CGと実写を組み合わせて描写
    クラークの忠実な相棒である犬型ヒーロー。可愛さと忠誠心を兼ね備えた本作の癒し系マスコット。
  • その他の登場人物:
    フランク・グリロ(リック・フラッグ・シニア)やショーン・ガン(マックスウェル・ロード)、ミリー・アルコック(スーパガール)など、多数のDCキャラが顔を見せる。

3.5つの魅力

① ジェームズ・ガン節全開のユーモア

監督おなじみの“ちょっとズレた笑い”が満載。セリフのやり取りやテンポ感が抜群で、重くなりがちなDC映画をいい意味で軽やかに。パロディやメタ的な要素もあり、笑える場面が随所に!

② 優しさと葛藤を持ったスーパーマン像

ただ強いだけじゃない。力の使い方に悩み、人間としてどうあるべきか葛藤するクラークの姿が心を打ちます。「優しさがヒーローの条件」だと感じさせる描写が秀逸でした。

③ スーパードッグ・クリプトの愛らしさ

登場するたびに場を和ませるクリプト。忠実で賢くて、しかもお茶目。CGながら実在の犬のようなリアリティもあって、観客のハートをわしづかみにする存在でした!

④ 脇役たちの個性と存在感

ホークガール、ミスター・テリフィック、グリーンランタンなど脇役たちも超魅力的。それぞれにしっかり見せ場があり、「このキャラもっと見たい!」と思わせるバランス感が絶妙です。

⑤ ノスタルジー漂うSF演出とビジュアル

レトロな宇宙船やスーツ、セットなど、昔ながらのアメリカンコミックの世界を彷彿とさせるビジュアル。今風のCG技術と融合させた“懐かしくも新しい”映像体験でした。

4.作品の裏話5選

① クリプトのモデルはガン監督の愛犬!

監督が飼っている保護犬「オズ」が、クリプトのキャラクターの原型。撮影にも彼のしぐさが反映されているそうで、犬好きにはたまらない仕上がりに。

② スーパーマンの“赤いトランクス”復活

近年封印されていた赤トランクスが今作で復活。クラシックなヒーロー像を大事にするガン監督のこだわりが反映されていて、ファンも納得のデザインです

③ 脚本重視の徹底方針

ガン監督は「脚本が100%仕上がるまで撮影はしない」と公言。物語の完成度を徹底的に磨き上げたことで、テンポも感情描写も練られたものになっています。

④ 『オールスター・スーパーマン』の思想を反映

グラント・モリソンの名作から影響を受け、「優しさ」「善良さ」「希望」というテーマが根底に流れています。シンプルだけど深いテーマ性が魅力。

⑤ DC愛あふれる細かい仕掛けの数々

過去のスーパーマン映画やアニメへのオマージュがあちこちに散りばめられています。小道具、背景、美術までDCファンならニヤリとできる小ネタ多数!

5.まとめ・感想

いやー、マジで楽しかった!ガン監督らしいジョークと軽さが炸裂してて、ずっと笑顔が止まらない感じ。

スーパーマンがめちゃ強だけど実は優しくて人間らしい部分がちゃんと描かれてて、感動できた。
で、クリプトがもうマジ天使!忠誠心もお茶目さも詰め込まれてて、CGのくせに実際にいるペットみたいにリアルでかわいい。脇役たちもみんな魅力的で、キャラ同士の掛け合いも楽しいしいいバランス。

難しいこと抜きに、単純に“見てよかった!”って思えるエンタメ大作でした◎

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