【徹底解説】ファンタスティック・フォー原作ストーリーとキャラ設定|MCU参戦前に予習!

2025年7月25日にMCU版新作の公開が決まっている『ファンタスティック・フォー』
MCU参戦前に押さえておきたい、マーベル最初のスーパーヒーローチームの魅力
2025年にMCU作品として再始動する『ファンタスティック・フォー(Fantastic Four)』。その起源は、今から60年以上前──マーベル・コミックス黎明期にまでさかのぼります。
本記事では、原作コミックにおけるファンタスティック・フォーの設定やストーリー、そして彼らが築いてきた“マーベルの土台”とも言える影響力を徹底解説。MCUでの活躍が待ちきれないあなたに贈る、予習ガイドです。
ファンタスティック・フォー原作とは?
──マーベル初の“家族型”スーパーヒーロー
ファンタスティック・フォーは、1961年刊行の『Fantastic Four #1』でデビュー。マーベルの伝説的コンビ、スタン・リー(原作)とジャック・カービー(作画)によって誕生しました。
当時のスーパーヒーロー像といえば、完全無欠な存在が主流。しかしFFは、宇宙線事故によって能力を得た「一つの家族」が主人公。日常ではケンカも絶えず、ヒーロー活動の裏では葛藤や不安も抱えるという、“等身大の人間ドラマ”が展開されました。
チームメンバー紹介|4人の能力と個性
● リード・リチャーズ/Mr.ファンタスティック
体を自在に伸ばせる天才科学者。冷静沈着なチームの頭脳であり、スーの夫。
● スー・ストーム/インビジブル・ウーマン
透明化やフォースフィールドを操る、気品あるヒロイン。精神的な支柱としてチームをまとめます。
● ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ
スーの弟。全身を炎に包み飛行できる熱血漢で、若者らしい奔放さが魅力。
● ベン・グリム/ザ・シング
岩のような肉体と怪力を持つ、不器用で優しい“怪物”。リードの親友で、誰よりも仲間思い。
原作ストーリーの軌跡
──SF冒険と人間ドラマの融合
物語は、宇宙探査ミッションで宇宙線を浴びた4人が、それぞれ異なる能力を得るところから始まります。
だがその代償として「普通の生活」を失い、ヒーローとしての生き方を模索していく──。
物語の魅力は、アクションよりも、仲間との関係性や葛藤、家族としての在り方に重きを置いている点。時に衝突しながらも、信頼と愛情で結ばれているからこそ、ファンタスティック・フォーは“最も人間らしいヒーロー”として長年愛されてきました。
主なヴィランとライバルたち
● ドクター・ドゥーム
ラトヴェリア国の独裁者にして、リードの宿敵。科学と魔術の両方を操る、マーベル屈指のヴィラン。
● ギャラクタス&シルバーサーファー
惑星を喰らう宇宙的存在ギャラクタスと、その使者シルバーサーファー。地球の存亡をかけた壮大なスケールで描かれます。
● ナモール・ザ・サブマリナー
海底王国アトランティスの支配者。正義感とプライドを併せ持ち、しばしば敵にも味方にもなる複雑な存在。
MCUキャラとの“意外な接点”も多数!
──ファンタスティック・フォーが築いたマーベル・ユニバースの土台
● スパイダーマンとの接点は「初対面=就活」!?
『Amazing Spider-Man #1』では、スパイダーマンがFFの本部に忍び込んで「自分を雇ってほしい」と直談判。結果は不採用でしたが、これを機に数々の共闘を重ねていきます。
● ブラックパンサーはFFがデビューの場!
ワカンダ王ティ・チャラが初めて姿を現したのは『Fantastic Four #52』(1966年)。FFをワカンダに招き、技術と文化、王としての信念を見せつけました。
● シルバーサーファーとの哲学的な関係性
宇宙的存在として描かれるシルバーサーファーは、FFとの出会いを通じて「人間性」や「自由意志」を再認識します。
● 科学者ネットワークとしてのリード・リチャーズ
リードは、トニー・スターク(アイアンマン)やブルース・バナー(ハルク)らと並ぶ“頭脳派ヒーロー”。マーベル世界の理論体系を支える存在でもあります。
ファンタスティック・フォーの革新性とその影響
ファンタスティック・フォーは、以下のような“マーベルらしさ”の原点となった存在です。
- 等身大のヒーローたちの葛藤
- 家族としての絆を軸にした物語構造
- コズミック/SF的スケールの導入
- 他キャラとの自然なクロスオーバー
アベンジャーズやX-MENのようなチームもの、またはサノスやカーンといった宇宙的存在との対決は、すべてこの作品から始まったといっても過言ではありません。
MCU参入への期待──“原点回帰”か、“再定義”か?
2025年のMCU版『ファンタスティック・フォー』では、原作のどの要素が引き継がれ、どのように現代的にアップデートされるのか?
キャストやヴィランの詳細は明かされていませんが、ファンの間では「ドクター・ドゥームの登場」「MCUの科学枠の中心人物としてのリード」など、さまざまな期待と予想が渦巻いています。
まとめ|“家族”だからこそ、世界を救える
ファンタスティック・フォーは、単なるスーパーヒーローチームではありません。
互いに衝突しながらも支え合う「家族」が、世界を救う──それこそが彼らの物語の本質です。
MCUでの彼らの活躍が始まる前に、ぜひ原作からその魅力を再発見してみてください。
最新作についてまとめた記事はこちらから↓
