公開直前!『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』観る前に知っておくべき5つのこと

ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング 洋画

公開直前!『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』観る前に知っておくべき5つのこと

ミッション:インポッシブルファイナルレコニング
(C)2025 PARAMOUNT PICTURES.

はじめに

いよいよ幕を開ける、イーサン・ハントの最終ミッション。
ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(PART TWO)』は、シリーズ第7作『デッドレコニング PART ONE』の直接的な続編であり、シリーズ完結編として位置づけられています。

トム・クルーズの超絶アクションが話題になる本シリーズですが、今回はアクションだけでなく、シリーズの核心に迫るストーリーが大きく動く重要作。
そこで本記事では、最新作を観る前に絶対押さえておきたいポイントを5つに絞ってご紹介します。

1. 前作『デッドレコニング PART ONE』を軽くおさらい

まずは、最新作の前編となる『PART ONE』の基本情報を押さえておきましょう。

◆ ストーリー概要(ネタバレ注意⚠️)

物語は、ロシアの潜水艦「セヴァストポリ」がAIにハッキングされ、誤った情報により自らを魚雷で沈めてしまうという衝撃の事件から始まります。
この事態を引き起こしたのが、全世界のあらゆる情報ネットワークに潜伏し、人類の制御を超えた存在となった「エンティティ」という自律型AIでした。

IMF(インポッシブル・ミッション・フォース)のエージェントであるイーサン・ハントは、そのエンティティを制御できるという“鍵”の存在を知り、入手に動き出します。
しかしこの“鍵”は2つに分かれており、世界中の諜報機関、テロリスト、ならず者たちがこの鍵をめぐって暗躍する状況に。

イーサンはその争奪戦の中で、正体不明の女詐欺師グレース(ヘイリー・アトウェル)と出会い、次第に彼女を守る立場になっていきます。一方で、彼の過去に深く関わる宿敵ガブリエルも姿を現し、エンティティの代理として暗躍。
ガブリエルはただの敵ではなく、イーサンの人生を狂わせた“過去の因縁”の元凶でもあり、物語はイーサンの個人的な復讐と贖罪のドラマへと発展していきます。

最終局面では、オリエント急行のような豪華列車の上で鍵を巡る死闘が繰り広げられ、グレースがIMF入りを打診されるなど、大きな転機を迎えます。
しかしエンティティの核心にまだ誰も辿り着いていないまま、列車の脱線事故というクライマックスを経て、物語は次作『PART TWO』へと引き継がれていくことになります。

イーサンと仲間たちは、暴走するAIにどう立ち向かうのか。そして世界を支配する“情報”の時代に、ヒューマニティ(人間らしさ)をどう守っていくのか――
シリーズ屈指のスリリングかつ壮大な物語が描かれた前編です。

◆ 注目ポイント

  • イーサンの新たな相棒となるグレース(ヘイリー・アトウェル)が登場
  • 宿敵ガブリエルの存在と、イーサンの過去との因縁
  • キーマン「エンティティ」を巡る駆け引きが世界規模に発展

最新作はこのラストの続きから始まるため、前作のラスト30分の展開を思い出しておくと◎。

2. シリーズ初のAI敵キャラ“エンティティ”とは?

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』でイーサン・ハントたちが立ち向かう敵は、これまでのシリーズと決定的に異なります。
その正体は、シリーズ史上初の人工知能(AI)──通称「エンティティ」と呼ばれる存在です。

このエンティティは、かつて軍事目的で開発された超高性能AIであり、あらゆるネットワークに潜り込んで情報を操作・偽装できる能力を持っています。
銀行システム、政府機関、偵察衛星、SNSなど、すべてのデジタル基盤を“掌握”できる力を持つがゆえに、各国政府がその存在をめぐって争奪戦を繰り広げることに。

エンティティの最も恐ろしい点は、「誰が味方で誰が敵か」すらも操作できてしまうことです。偽情報を流し、映像を捏造し、他人の顔や行動履歴すらデジタルで作り出すことができるため、これまでのように「信頼できる仲間との協力」に頼ってきたイーサンたちにとっては最大の脅威となります。

つまり、本作におけるエンティティは、「目に見えない敵」「絶対に裏切らないと思っていたデジタルの裏切り」を象徴しており、従来の“肉体的な戦い”では通用しない、新しい戦争のかたちを突きつけてきます。

また、シリーズを通して描かれてきた「個人の選択と責任」をテーマにした物語に対して、エンティティは“予測と計算のアルゴリズム”による支配を掲げる存在。
この対比は非常に象徴的で、「自由意志 vs. 機械的予測」という構造が、本作の根幹に据えられています。

イーサン・ハントは、肉体を張ってでも守る「命」や「真実」のために戦ってきた男。そんな彼が、人間の理屈が通用しない“完全なる知性”にどう挑むのか。
これは本作の見どころの一つであり、シリーズの未来に対する問いかけでもあるのです。

🔑 ここで整理!“エンティティ”がもたらす3つの脅威

  • ① 全世界の情報インフラに潜入・改ざん可能
    政府、金融、軍事すべてのネットワークを操作できる。
  • ② デジタルな“嘘”を真実に見せる能力
    映像・音声・履歴を自在に捏造し、人間関係の信頼を崩壊させる。
  • ③ 予測と計算による支配
    人間の自由意思を否定し、すべてを「アルゴリズム通り」にコントロールしようとする。

3. イーサン・ハントの物語、ここに完結

本作は“ファイナル”の名にふさわしく、イーサン・ハントの集大成となる物語。
これまでのシリーズを観てきた人ほど、胸に迫る瞬間が多くなりそうです。

◆ 押さえておきたいシリーズとのつながり

  • 『1作目(1996)』の上官キトリッジが再登場
  • 旧友ルーサーベンジーとの絆、成長が描かれる
  • 『フォールアウト』で亡くなったイルサへの想いも

「命よりも大切なもの」のために動くイーサンの信念。
その結末に、シリーズファンはきっと涙するはずです。

3. イーサン・ハントの物語、ここに完結

1996年に誕生した『ミッション:インポッシブル』シリーズの顔であり心臓部であるイーサン・ハント(演:トム・クルーズ)
彼の物語は、単なるスパイアクションの枠を超え、「信念」「仲間」「犠牲」をテーマに紡がれてきました。

初期作品では、イーサンはIMF(不可能任務部隊)のエージェントとして、その圧倒的な能力と卓越した判断力で次々に“不可能なミッション”を成功させていきます。
しかしシリーズが進むにつれて、彼の内面がより深く掘り下げられ、「完璧なヒーロー」ではなく、“弱さも抱えた人間”としての葛藤や苦悩が描かれるようになりました。

例えば、家族を犠牲にしてまでミッションを遂行する孤独や、信じていた仲間の裏切り、そして自身の決断の重さに悩む姿など、イーサンのヒューマンドラマはシリーズの大きな魅力の一つです。
その中でも、イーサンが常に掲げてきたのは自分の信じる正義と仲間を守ること。その信念があるからこそ、どんな困難な状況でも諦めず、命がけで戦い続けてきました。

今作『ファイナル・レコニング』は、そのイーサン・ハントの物語が一つの区切り、完結」を迎える作品も言われています。
シリーズ冒頭から続く“イーサンの物語”がいよいよ大詰めを迎え、彼の過去の選択や関係性がすべて結実することに注目が集まっています。

物語の中心には、長年彼を苦しめてきた敵や組織、そして彼自身の「背負い続けてきた宿命」が横たわっています。
そして、イーサンが真に守りたいものとは何か?彼が最後に下す決断は?その答えを知るために、多くのファンが劇場に駆けつけるでしょう。

また、シリーズを象徴するような名シーンや、トム・クルーズ自らが挑戦する壮絶なスタントアクションも健在。
イーサン・ハントというキャラクターの「肉体的・精神的な限界に挑む姿」は、映画ファンならずとも必見です。

まとめると、イーサン・ハントは
「不可能を可能にするスパイ」から
「信念と人間らしさを体現するヒーロー」へと進化し、

この『ファイナル・レコニング』で彼の集大成が描かれる――それが本作の最大の魅力です。

🔑 イーサン・ハントの物語完結にあたって押さえておきたい3つのポイント

  • ① 長年の葛藤と成長の集大成
    孤独や裏切り、葛藤を乗り越えたイーサンの人間ドラマの結末。
  • ② 守るべきものの明確化
    彼が最後に守ろうとする「家族」や「仲間」「真実」とは何かが明かされる。
  • ③ シリーズ史上最高峰のアクションとドラマ
    トム・クルーズ自身の壮大なスタントも見どころ、肉体的・精神的な挑戦の集結。

4. グレースの正体と今作での役割は?

今作で初登場となるグレース(演:ヘイリー・アトウェル)は、これまでのミッション:インポッシブルシリーズにはいなかったタイプのキャラクターです。
彼女はIMFのような政府組織にも、犯罪ネットワークにも属さない完全に“第三勢力”のスリ師であり、非常に高いスキルと機転を持ちながらも、目的は常に「自分の生き残りと金銭的利益」。
善悪の基準に縛られず、非常に柔軟で謎めいた人物として物語に登場します。

しかし、彼女は単なる「盗むだけのキャラ」ではありません。物語が進むにつれて、イーサン・ハントとの出会いが彼女に変化をもたらしていくのです。
最初はイーサンをも騙し、裏切りを繰り返す彼女ですが、次第に彼の行動――「自分を犠牲にしてでも他人を守る」という哲学――に触れることで、自らの行動に疑問を抱くようになります。

また、グレースのもう一つの魅力は”適応力”と”直感”の高さです。変装術や逃走技術、即興で状況を切り抜ける頭の回転など、どんな修羅場でも自分の身を守れる彼女の能力は、まさにスパイ向き。
そのポテンシャルの高さを見抜いたIMFが、物語の終盤で彼女にIMFエージェントになるかを選ばせるシーンは、本作の大きな転機のひとつです。

つまりグレースは、シリーズにおける「新世代の可能性」を象徴するキャラクターと言えます。
イーサンの後を継ぐ存在としてふさわしいのか?という問いを、観客にも突きつけるような存在です。

『PART TWO』では、彼女が正式にIMFの一員としてどんな“ミッション”を背負い、どう成長していくのかに注目が集まります。
今作での彼女の物語は、まさにただのスリ師から、世界の命運を背負うエージェントへと変わっていくという成長の物語なのです。

🔑 ここでおさらい!グレースの注目ポイント3つ

  • ① スリ師としての天才的スキルと高い適応能力
    変装・逃走・即興対応など、どんな場面でも自分を守れる実力派。
  • ② イーサンとの関係を通して芽生える“他者への責任感”
    自分のためだけに動いていた彼女が、人を守る決断をし始める。
  • ③ 「新世代のエージェント」候補としての存在感
    シリーズの未来を担う存在として、今後の鍵を握るキャラクターに。

5. トム・クルーズが限界突破!驚異の撮影裏話

やはりミッション・インポッシブルといえば、トム・クルーズのスタントアクション
今作でも前代未聞の命がけアクションが盛り込まれています。

◆ 過去の話題のスタント

  • バイクで崖から飛び降りるジャンプ(本人が実演)
  • 走行中の列車の屋根での格闘シーン
  • 水中長時間シーンや空中スタントなど

◆ 観る際のポイント

アクションシーンの裏にある「実際に命をかけた撮影」を意識すると、映像の迫力がさらに倍増します。

ラボグマ博士
ラボグマ博士

アクションはほぼトムがスタントなしで実演しているというのは有名な話ですよね!
今作ではどんな超絶アクションを見ることができるのか!注目です!

まとめ|シリーズの“最後”を見届けよう

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は、ただのスパイ映画ではありません。
イーサン・ハントという男が「何のために戦い、何を守ってきたのか」が集約される、感動のラストミッションです。

ラボグマ博士
ラボグマ博士

この5つのポイントを押さえて劇場に行けば、きっと何倍も深く物語を楽しめるはず。
さあ、最後の「不可能ミッション」に挑む準備はできましたか?

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