MCU『サンダーボルツ』徹底解説!登場メンバー・見どころ・裏話までまるっと紹介


アベンジャーズの陰に隠れた“影のヒーローチーム”がついに集結!MCUフェーズ5の注目作品『サンダーボルツ』の魅力を余すところなくご紹介します。
サンダーボルツとは?映画の基本情報と背景
『サンダーボルツ(Thunderbolts)』は、マーベル・スタジオが展開するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ5終盤を飾る注目作。アベンジャーズとは異なり、元ヴィランや問題児的キャラクターたちがチームを組み、任務に挑むという異色のヒーロー映画です。
原作コミックでは“ヴィランのふりをしたヒーロー”という二重構造を持つ作品でしたが、MCU版では「傷を持つ者たちの贖罪」や「正義とは何か?」といったテーマが描かれると予想されています。
登場キャラクター紹介|サンダーボルツの主要メンバーたち
🕷️ イェレナ・ベロワ(Yelena Belova)
演:フローレンス・ピュー/初登場:『ブラックウィドウ』(2021)
ナターシャ・ロマノフの“妹”として育てられたスパイで、新世代ブラックウィドウ。ユーモラスで皮肉屋な一面もありつつ、情に厚いキャラクターです。
- ナターシャの死をどう乗り越えたのかが鍵
- チームの“感情の軸”としての活躍に注目
❄️ バッキー・バーンズ(ウィンター・ソルジャー)
演:セバスチャン・スタン/初登場:『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)
かつては洗脳された暗殺者として数々の罪を犯し、現在は贖罪の道を歩む兵士。過去と向き合いながらヒーローとして生き直そうとしています。
- チーム最年長で経験豊富な戦士
- PTSDとの向き合い、精神的成長に期待
🇺🇸 ジョン・ウォーカー(USエージェント)
演:ワイアット・ラッセル/初登場:『ファルコン&ウィンターソルジャー』(2021)
一時はキャプテン・アメリカに任命されるも、暴走し失脚。現在は“USエージェント”としてヴァルに従っています。
- バッキーとの関係は緊張感たっぷり
- 「歪んだ正義」がどんな作用を及ぼすのか
👻 ゴースト(エイヴァ・スター)
演:ハナ・ジョン=カーメン/初登場:『アントマン&ワスプ』(2018)
量子事故により“フェーズ移動”を繰り返す体質となった戦士。孤独と苦痛の中で戦ってきたキャラクターです。
- 科学的にも異質な存在として注目
- 仲間と絆を築けるかが物語の鍵
🛡️ レッドガーディアン(アレクセイ・ショスタコフ)
演:デヴィッド・ハーバー/初登場:『ブラックウィドウ』(2021)
ソ連版キャプテン・アメリカ。かつては国家の象徴として活躍していたが、今は中年太りでどこか情けないキャラ。
- イェレナとの“家族関係”の再構築に期待
- コミカルながらも哀愁漂う人物像が魅力
🧠 タスクマスター(アントニア・ドレイコフ)
演:オルガ・キュリレンコ/初登場:『ブラックウィドウ』(2021)
他人の戦闘スタイルを完璧に模倣できる戦士。かつては洗脳されており、現在は自由を得た後の姿に注目。
- 「模倣」ではなく“自分の戦い”を見出せるか
- 内面の変化や成長に注目が集まる
🕶️ ヴァル(ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ)
演:ジュリア・ルイス=ドレイファス/初登場:『ファルコン&ウィンターソルジャー』(2021)
謎に満ちた組織のリーダー格で、裏でこのチームを結成した黒幕的存在。政府と通じている一方、目的は不透明。
- “ダークニック・フューリー”とも言える存在
- 真の狙いや所属組織の正体に注目
映画の魅力と見どころ
- 傷を抱えたキャラクターたちの再生ドラマ
- アベンジャーズとは異なる“ダークなMCU”の魅力
- 正義と悪の境界線が曖昧なテーマ性
- MCU全体への波及効果にも注目(特にフェーズ6への橋渡し)
裏話・制作小ネタ
🎭 ゼモの出演がカット?ファン騒然
『ファルコン&ウィンターソルジャー』で人気を博したバロン・ゼモ(演:ダニエル・ブリュール)は、当初本作にも登場すると予想されていました。しかし、2024年時点のキャスト発表には名前がなく、ファンの間では「なぜゼモがいないのか?」と疑問の声が続出。今後サプライズ登場があるかどうかが注目ポイントです。

アベンジャーズを戦わずして崩壊させかけたあのヴィランが再登場!?と思いましたが、実現ならずでした。ハリウッドっぽいですね〜
🎬 監督交代の舞台裏
当初『サンダーボルツ』の監督を務める予定だったジェイク・シュライアーがスケジュールの都合で降板。その後、ドラマ『ホークアイ』を手がけたリース・トーマスが監督に就任。さらに脚本家も『ブラックウィドウ』のエリック・ピアソンから『ビーフ ~ビーフ~』のリー・サン・ジンに変更され、映画のトーンや物語にも調整が加えられています。

最近内部のゴタゴタが多いMCU。公開日の延期や監督の交代が続いていて心配ですね。でも、変わらず面白い作品を作ってくれるMCU!さすがです。
👨👧 イェレナとレッドガーディアンの再共演
イェレナ役のフローレンス・ピューとレッドガーディアン役のデヴィッド・ハーバーは『ブラックウィドウ』以来の共演。作中では父娘のような関係性を築いていた二人が、再びスクリーンで関わる姿はファンにとっても胸熱。撮影現場では終始和やかな雰囲気だったという裏話も。
👻 ゴースト再登場の裏にはファンの声?
『アントマン&ワスプ』で登場後、長らく消息が描かれていなかったゴースト(エイヴァ・スター)。SNSでは「彼女のその後が気になる」という声が絶えず、それが制作側に届き、サンダーボルツでの再登場につながったとも言われています。

意外と人気があったゴーストにびっくりです。物語の先の部分のまでしっかりと見せてくれるのは長期シリーズならではですね!
🧨 MCU版スーサイド・スクワッド?
ヴィランやアウトローたちが政府任務に就くという設定から、DC映画『スーサイド・スクワッド』と比較されることも多い『サンダーボルツ』。しかしMCUの制作陣は「本作の核は“贖罪”と“信頼の再構築”。類似はあっても本質は異なる」と語っています。

確かに全く異なる映画でした。サンダーボルツではかつて悪役だった者の活躍!ではなく、メンタルの変化を描いています。
まとめ&感想
『サンダーボルツ』は、これまでのMCU作品とは一線を画す、ダークで人間味のあるチーム映画になりそうです。誰もが完璧ではない、むしろ“壊れている”登場人物たちが、どうやってチームとして機能していくのか。アベンジャーズのような煌びやかさとは異なる、泥臭くリアルな“ヒーローの物語”を見せてくれることを期待しています。

まさにMCUの原点に立ち返ったような映画でした。ヒーローは肉体ではなく心である。MCUでも強く表現されている”ヒーローの人間らしさ”をしっかりと丁寧に描いた作品で非常に楽しめました。描くテーマ的に暗い雰囲気になるかとおもいきや、レッドガーディアンの存在で一気に明るく!思わず声を出して笑ってしまう場面も!
ぜひご鑑賞してみてください!